■浅虫温泉森林公園（青森市） 〇落葉樹が多く花の種類も多彩 　青森市浅虫は、野生植物の観察では、とても身近で面白い場所です。 今回、紹介する浅虫温泉森林公園は、前回の湯の島とは異なり、１年中開放されている森林公園です。 そこは県営浅虫水族館の後背部に広がる森林で、「森林浴の森日本100選」(1986年選定)にも選ばれています。 アカマツの古木・巨木があるので有名ですが、筆者はむしろ樹種が多い落葉樹の森に魅力を感じます。 その森では、多彩な野生植物が生育し、個性豊かないろいろな花々を見ることができます。 早春のキクザキイチゲ、カタクリなどに始まり、８月下旬のヤマジノホトトギスまで、いろんな花が咲き誇ります。 秋は秋で広葉樹が色づき、紅葉も見応えがあります。 園内には約10�qに及ぶ林間歩道がついています。 その道のりは高低差もあまりきつくないので、子どもからお年寄りまで気軽に森林浴と植物観察が楽しめます。

キクザキイチゲ(４月中旬) カタクリ(４月下旬) キタコブシ(５月初旬) ヒトリシズカ(５月初旬) ホタルカズラ(５月下旬) ヤマジノホトトギス(８月中旬) 秋の紅葉 「陸奥湾展望所」からの眺め。海の向こうに岩木山が見える 前へ　　　　　　　　　　次へ あおもり海道の佳景　TOP