[青森県内観光]
 
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あおもり海道の佳景−17

■稲生漁港(平内町)

〇入り江に広がる長閑な風景

「稲生」と書いて「いのう」と読みます。県内には同じ漢字を書く十和田市稲生(いなおい)がありますが、読み方は異なります。
 稲生漁港は、夏泊半島の西側に位置する入り江にできた小さな港です。県道9号を浅虫方面から車で走ってくると、ここでにわかに視界が開けます。
その景観は、見晴らしのいい高台から望む漁港と海原と大空の風景です。特徴としてこれといったものはないのですが、筆者は、この道路を通るたびに、この場所で立ち止まりたくなるのです。
 人は、あるひとつの風景に遭遇した時、それぞれに見え方、感じ方が異なることでしょう。
筆者にとって、この稲生漁港の風景は、優しさとか懐かしさを感じられ、心に開放感を与えてくれるような長閑さをたたえているように思えるのです。
写真は、ある年の4月下旬の風景です。
この日は風がなく、海はべた凪、そこに8隻の漁船が停泊していました。よく目を凝らすと、岸辺近くの海面には、水鳥のウミアイサ数羽が、盛んに餌を探して、潜ったり浮かんだりしていました。





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