[青森県内観光]
 
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あおもり海道の佳景−22

■西吹付山(にしふきつけやま)(大間町)

〇シーサイドキャトルパーク大間からの風景

 マグロ漁で有名な下北郡大間町の大間崎は、本州最北端の岬です。
その岬の突端には「こゝ本州最北端の地」と刻まれた石柱やマグロのモニュメントがあり、お土産店も立ち並ぶなど、下北半島有数の観光スポットです。
西吹付山は、この岬から北へ車で10分ほどの所に位置し、今は「シーサイドキャトルパーク大間」として整備されています。
写真は、その展望台から俯瞰した風景です。
北海道は、うっすらとしか写っていませんが、天気の良い日は函館市内の街並みをはっきりと望むことができると言います。
筆者もぜひ見てみたいものだと、2回ほど訪ねましたが、未だお目にかかってはいません。
展望台の下には、明治・大正期の文人である大町桂月の文学碑が建っています。

空と海の間に

長き蝦夷が島

消えてかはりぬ

漁火の影

碑には、この和歌が刻まれています。
桂月がここ大間を訪れたのは大正11年(1922)9月10日とされていますから、今から99年のことになります。
それにしても、筆者も県内あちこちを訪ね歩いていますが、桂月が青森県内で残した数多の足跡には驚かされます。
“鉄脚の旅人”とも称されますが、まさに桂月はその呼び名にふさわしい紀行作家です。


展望所からの景観


大町桂月文の学碑


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