[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

夏泊半島─その6

〇歌の散歩道…海岸美には文学もお似合い

 夏泊半島の突端・夏泊崎の東側、県道9号沿いに「大島パーク」が整備されています。
海水浴も楽しめる駐車帯で、松並木に磯辺が広がり、晴れた日には海の向こうに下北半島と釜伏山を望むことができる風光明媚な観光スポットです。
夏には、キャンピングカーの宿泊場所としても利用されており、朝早く行くと、他県ナンバーの車が何台も停車していて、ドライバーが朝食の準備などをしています。
 駐車場から延びる遊歩道は、「歌の散歩道」という名がつけられ、地元の著名な俳人・歌人や結社の人たちの秀句を刻んだ小さな句碑が海辺にずらり連なって据えられています。
 その代表的な句碑は、俳人の増田手古奈氏(1897─1993/大鰐町)と成田千空氏(1921─2007/五所川原)のものです。
増田氏は「鱈汁は皆が好きとて今宵また」と、成田氏は「白鳥千羽東にひらく海と空」とそれぞれ詠まれています。
 この句碑は海辺に沿って数十基以上も建ち並んでいて、一句一句を風景を楽しみながら詠んでいくのも一興かと思われます。
 また、ここには「ほたて養殖顕彰碑」の大きな石碑も建っています。
夏泊半島のある平内町は、養殖ホタテ生産量日本一を誇っていることから、その養殖技術の開発に最も貢献した山本護太郎氏と豊島友太郎氏の顔写真と功績を刻んで讃えています。
この石碑は平成11年6月18日「ホタテの日」制定を記念して建てられました。
ちなみに「ホタテの日」の由来は、青森県ほたて流通振興会のホームページによると、陸奥湾のムツ(六月)とホタテの「ホ」の字を分解した「十八」から六月十八日。
さらに6月はホタテガイの生産量が多いうえ、グリコーゲンを多く含むため最もおいしい時期だそうです。
6月18日はメインの「ホタテの日」ですが、併せて毎月18日も「ホタテの日」にしているそうです。



「歌の散歩道」の碑


海岸にずらり並んだ句碑


手古奈碑


千空碑


ほたて養殖顕彰碑


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