[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽半島─その9

〇海岸沿いの信仰の名所

ここ3回で今別町の高野崎と袰月(ほろづき)海岸を紹介してきましたが、この町はなかなか見どころが多く、話題も豊富。
今回は海岸を巡って出合った信仰の名所をご案内します。
前回紹介した「だるま滝」のすぐそばに「岩屋観音堂」という祠があります。
国道280号沿いに位置し、まさにその名の通り海岸に突き出た大きな岩石の洞穴にまつられた小さな祠です。
草創は定かではありませんが、貞享3年(1689)の代官所の文書には、その存在が記録されているそうです。
ここは明治の神仏分離令までは津軽三十三観音信仰二十一番札所の「袰月観音」で、明治20年代に「袰月(ほろつき)海雲洞」が再建されて同札所は移されたそうですが、この縁起についても今一つはっきりしません。
その二十一番札所「袰月海雲洞」は、「岩屋観音堂」からさらに津軽半島を北上した今別町袰月地区の国道280号沿いにあります。
「袰月海雲洞釈迦堂」という石柱が建っているのですぐわかります。
傍には朱塗りの橋が小さな沢に渡され、その沢をたどると奥には落差10mほどの滝があって、霊場札所の雰囲気漂う空間となっています。
このほか今別町には太宰治が小説『津軽』の中でも書いている本覚寺(浄土宗)が、町の中心部にあります。
1651年の創建で、津軽半島では最も古いお寺とされています。
古刹だけにいろいろ見応えがあって、境内には大仏様が鎮座しているほか、県指定重要文化財の「青銅塔婆」、親子の狛犬(こまいぬ)など、お寺の建物構造はもちろん目を引く史料が多くあります。



岩屋観音の入り口付近


岩石の洞穴にまつられた岩屋観音の祠


岩屋観音の周りの美しい海岸風景


袰月海雲洞


本覚寺境内に鎮座する大仏様


県指定重要文化財の「青銅塔婆」


境内に置かれた親子の狛犬


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