[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽半島─その17

〇小泊十二景

 国道339号の竜泊ライン(冬期間閉鎖)は、龍飛崎から小泊までの19.5kmの道のりと、これまで書いてきましたが、具体的にどの地点からどの地点までかとなると、実は筆者もあいまいでした。
そこで青森県当局にお尋ねしたところ、龍飛側は漁港にある国道階段の入り口付近、小泊側は「道の駅こどまり・ポントマリ」付近だということでした。
 さて、龍飛崎から出発したこの竜泊ラインのドライブも日本海側の小泊へとたどり着きました。
この辺りは海岸景観に勝れ、たいへん風光明媚なところです。
この地域の観光情報でよく見かけるのが「小泊十二景」という言葉です。
簡単に言えば、小泊における12の景勝地ということだと思いますが、その起源は実に古いのです。
文政12年(1829)と言いますから、今から188年も前にさかのぼります。
宮崎・都城の荒川秀山という人が、小泊一帯を自らの足と目で確かめて、この地域の優れた風景に感動して12景を選び、七言絶句の漢詩を詠んだことに由来するそうです。
 荒川秀山は、この文政12年に蝦夷松前に旅をして2年余り滞在したと言われていますから、蝦夷に渡る前に小泊に寄ったものと思われます。
荒川はのちに都城島津家の学校・明道館の先生になった人物でもあります。
吉田松陰が津軽半島をたどったのが嘉永5年(1851)と言われていますから、それより22年も前に荒川は、津軽半島を訪ねたことになります。
さらに蝦夷にまで渡ったというのですから、この荒川秀山とはいったいどういう人物だったのか、大いに興味をそそられるところです。
その「小泊十二景」とはどこを指すのか?
それは日本海側に点在します。
北から順に「龍飛崎」「燕崎(つばくらざき)」「傾石(かたがりいし)」「七ツ滝(ななつたき)」「青巖(あおいわ)」「七ツ石」「稲荷堂」「辨天崎(べんてんざき)」「姥石(うばいし)」「経島(きょうじま)」「羅漢石(らかんせき)」「権現崎(ごんげんざき)」となっています。
陸上から確認できない所も多いのですが、詳しく知りたい方は中泊町のホームページをご覧ください。
小泊で最近注目されているのがご当地グルメの「中泊メバル膳」です。
中泊は、高級魚ウスメバルの水揚げで青森県ナンバーワンを誇ります。
メバル1尾をまるまる使い、刺身は尾頭つきの姿盛りで出てきます。
これに熱々のメバルの煮つけと地場産のイカ刺しごはんがついた量感もたっぷりな豪華なお膳になっています。
食べられるお店と価格は、「中泊メバル膳」の公式サイトでお調べください



風光明媚な小泊の海岸景観


高さ21m、7段の岩肌を滝が伝う「小泊十二景」の一つに数えられる七ツ滝


高級魚として珍重されるウスメバル


量感たっぷりで豪華な「中泊メバル膳」


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