[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽西海岸─その5

〇白八幡宮と4年に一度の大祭

 鰺ヶ沢町は、かつて北前船交易の拠点として栄えた港町。
商売繁盛と海運の安全を願う商人や船員から信仰を集めた神社が、今も残る白八幡宮(しらはちまんぐう)です。
 町の中心部にあるこの神社は、大同2年(807年)に坂上田村麻呂が蝦夷降伏祈願所として祠(ほこら)を創立し、康元元年(1256年)に、時の執権・北条時頼によって再建されたとされる古社。
このいわれにちなんで境内には、田村麻呂が腰かけたとされる「腰掛石」も残されています。
 その後、弘前藩の初代藩主・津軽為信が白八幡宮を鰺ヶ沢総鎮守と定め社殿を造営して歴代の祈願所としたため、「弘前八幡宮」「浪岡八幡宮」とともに“津軽三八幡”として歴代藩主から篤く庇護されました。
 白八幡宮には、300年以上の歴史を誇る「白八幡宮大祭」が今も伝わっています。
藩政時代に藩の御用港として栄えた当時の鰺ヶ沢の面影を残す古式ゆかしい伝統行事で、京都の時代祭と祇園祭によく似ていることから「津軽の京まつり」とも呼ばれています。
4年に1回の開催、しかも8月14日から16日までの3日間しか行われない貴重な祭りでもあります。
 大祭のなかで最も華やかなのが、町の無形文化財に指定されている「御神輿渡御行列(おみこしとごぎょうれつ)(神幸祭)です。
2基の神輿を中心に乗馬の神職、御神馬、裃姿(かみしもすがた)の奉行役ほか、古来のしきたりにならった装束姿の人々が200人余、およそ1qにも達する行列となって、町内のメインストリートを練り歩きます。
祭り最終日には、御座船に神輿を乗せて、大漁を祈願する海上渡御も行われます。
御座船とそれに従う“満艦飾”に飾り立てた何隻もの漁船団の光景は圧巻です。


白八幡宮の入り口


白八幡宮境内


田村麻呂が腰かけたとされる「腰掛石」


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