[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽西海岸─その15

〇さまざまな植物が群落をつくり花畑に

 行合崎の植物は、主に海抜約200mの段丘面の広い草原、海岸部の草地と水際の岩浜・石浜、そして切り立った崖─の3つの地形に自生します。
その醍醐味は、何と言ってもボリューム感あふれる群生する植物の風景です。
種数が多く、規模も大きく、それぞれ花の時期にはこれ見よがしに見事な花畑へと一気に変身します。
断崖に咲くニッコウキスゲの大群落のことはすでに書きましたが、そればかりではありません。
これに比して余りあるのは7月中旬ごろに盛りを迎えるエゾオグルマの大群落です。
エゾオグルマはキク科の多年草で、ここのものはあまり風の影響を受けないのか、丈は1mほどにもなります。
花は鮮やかな黄色で直径3〜4cmにもなるので、海岸植物としてはかなり大型の花と言えます。
青森県内にもエゾオグルマの群生地は何か所かありますが、筆者の知る限りでは、ここ行合崎は最大規模の群落と推測されます。
このほか石浜の海岸には6月中旬、ハマエンドウとナミキソウの群落が現れます。
ハマエンドウはやや薄い紫、ナミキソウは濃い紫と、どちらも紫系の小ぶりな花をつけます。
ハマエンドウはマメ科の多年草で、地表面に茎を伸ばして這い広がり、片やナミキソウはシソ科の多年草で、地下に茎を伸ばして増えます。
どちらも夏の到来を告げてくれる爽快感さえ漂う美しい植物です。
6月から7月は、いろいろな植物の花を見ることができる1年でもっとも華やかな季節です。
白い花ではノイバラ、ノコギリソウ、ハマボッス、黄色い花ではミヤコグサ、カセンソウ、紫系の花ではアサツキ、ヒロハクサフジ、ツリガネニンジン、ウツボグサ、赤系の花ではスカシユリ、ハマナシ、エゾミソハギなど、色とりどりの花が岬のあちこちを飾ります。


エゾオグルマの大群落(7月中旬)


ハマエンドウ(6月中旬)


ナミキソウ(6月中旬)


ノイバラ(6月中旬)


ノコギリソウの仲間(6月中旬)


ハマボッス(6月中旬)


ミヤコグサ(6月中旬)


カセンソウ(7月中旬)


アサツキ(6月中旬)


ヒロハクサフジ(6月中旬)


ウツボグサ(7月中旬)


ツリガネニンジン(7月下旬)


スカシユリ(6月中旬)


ハマナシ(6月中旬)


エゾミソハギ(7月中旬)


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