[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽西海岸─その16

〇行合崎での至福の一時

 花の季節は7月にピークを迎え、8月〜9月は種数もぐっと減ります。
8月初旬から咲き始めるカワラナデシコやクズ、下旬にはキツネノカミソリが鮮やかなオレンジ色の花をつけます。
9月に入るとセンニンソウの白花の群落が現れ、黄色い花のオオアキノキリンソウ、紫色の小さな花をつけるヤマハッカが短い秋を彩り、最後はススキの大群落で花の季節は幕を閉じます。
岬には1基だけ文学碑が建っています。
夏場は草に埋もれて見逃しそうにもなりますが、四角い黒い石に白い文字が刻まれた味わい深い句碑です。
行き合はん岬は草の花だたみ
俳人の成田千空氏(1897―1993)が行合崎を詠んだもので、まさにこの岬にふさわしい情景が17音にまとめられています。
花を撮影していると、昆虫にもよく出合います。
中でもカミキリムシとジャノメチョウは、あまりに美しくてシャッターを切らずにいられませんでした。
そして、津軽西海岸といえば、夕陽の景観で有名です。何度足を運んでもきれいな夕陽に遭遇するのはなかなか難しいのですが、ある年の8月下旬にここ行合崎から見ることができました。
映した時刻は午後6時30分ごろです。しばし至福の一時に浸ったしだいです。


カワラナデシコ(8月初旬)


クズ(8月初旬)


キツネノカミソリ(8月下旬)


センニンソウ(9月初旬)


オオアキノキリンソウ(9月下旬)


ヤマハッカ(9月下旬)


ススキの草原(6月中旬)


成田千空氏の句碑


カミキリムシ(7月下旬)


ジャノメチョウ(8月初旬)


至福の一時!行合崎からの夕陽(8月下旬)


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