[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

下北半島─その4

〇横浜町の砂浜海岸と文学の空間

 横浜町は南北に細長いまちで、陸奥湾川を国道279号、通称“はまなすライン”が縦断しています。
この道路は、海沿いを走る景観に勝れたドライブコースなのですが、道が直線で平坦なことから、スピードを出し過ぎる車も多く、対向車線の追い抜き車両に注意が必要なルートでもあります。
横浜町と言えば、広大な菜の花畑が有名です。
5月中旬に行われる「菜の花フェスティバル」は毎年、大勢の見物客でにぎわい、カメラマンの被写体としても人気です。
町内にある国道沿いの「道の駅よこはま 菜の花プラザ」には、ソフトクリームをはじめ菜種油など、菜の花素材のいろんな加工品が並べられていて楽しめます。
また、ここはナマコの産地でもあり、ナマコにちなんだユニークな土産品も豊富です。
この横浜町で、筆者として紹介しておきたいのは「砂浜海岸」です。
ネットや書籍の観光ガイドには目立って登場しませんが、景観・植生ともになかなか見応えがある場所です。
その名の通り砂浜がどこまでも広がり、北側には海の向こうに釜臥山(かまぶせやま)が横たわる雄大な風景を見ることができます。
夏場にはハナニガナ、ハマナシ、ハマエンドウ、コウボウムギなど、砂浜ならではの海浜植物を観察できます。
沖合には人工の島の「ナタネ島」が浮かび、歩いて渡れるようになっていて、陸奥湾に沈む夕陽を眺めるには最高のスポットです。
 コテージもあります。木造の2階建てで、1棟に8人までの宿泊が可能。
調理用品や冷蔵庫、テレビなどの電化製品が完備されていて、浴室ではシャワーが利用できます。
ここから海岸の海水浴場までは、徒歩でわずか5分、ファミリーにはうってつけの施設です(使用料など詳しくは横浜町役場産業振興課・電話0176-78-2111まで)。
 もう一か所紹介しておきたいのは、文学の空間です。
そこは野辺地町との境界近く、横浜町雲雀平の海辺の高台で、幸田露伴(こうだろはん/1867─1947年)と大町桂月(おおまちけいげつ/1869─1925年)の文学碑2基が並んで建っています。
露伴は明治から大正・昭和にかけて活躍した小説家、片や桂月は明治から大正にかけて人気を博した文人です。
露伴は明治25年(1892)に、桂月はそれから30年後の大正11年(1922)に下北半島を訪れていて、どちらも当時の様子を紀行文に残しています。
文学碑には、その一節が刻まれており、露伴のは平成4年、桂月のは平成12年にそれぞれ建立されたものです。
ここからは奥湾の海原を一望でき、並んで建つ文学碑のすぐそばをJR大湊線の線路も走っていて、詩情を誘う魅力的な一画となっています。


鮮やかな黄色がまぶしい菜の花畑の風景(5月中旬)


道の駅よこはま 菜の花プラザ


所狭しと並べられた菜の花の加工品


釜臥山を望む砂浜海岸の風景


ハマニガナ


ハマナシ


ハマエンドウ


コウボウムギ


砂浜海岸の沖合に浮かぶナタネ島


海水浴場まで歩いて5分のコテージが建つ空間


幸田露伴の文学碑


大町桂月の文学碑


並んで建つ2基の文学碑


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