[青森県内観光] | |
遊歩写真旅!あおもり岬めぐり | |
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■種差海岸─その1
○蕪島とマリエント 八戸市の種差海岸は三陸復興国立公園の北端に位置します。 同国立公園は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、2013年5月24日に創設されました。 南北の延長は250㎞におよび、その中の種差海岸は荒磯と砂浜、そして天然芝地が織りなす景勝地です。 それでは北から出発しましょう。同公園の北のスタート地点が蕪島(かぶしま)です。 八戸市鮫町の海岸から150mにある小島です。 周囲は800m、標高は19m。昭和19年(1944)まで沖合に浮かぶ島でしたが、海軍の軍用地建設のため陸地との間が埋め立てられ陸続きになりました。 島の名前は、島に自生するノラナタネを地元で“カブノハナ”と呼んだことに由来するとされています。 蕪島と言えばウミネコが有名で、その繁殖地として大正11年(1922)に国天然記念物に指定されました。 毎年3月頃に飛来し、ピーク時には数万羽にもなると言われています。 4月下旬から産卵を始め、雛(ひな)を育てて8月には島を去りますが、ここで越冬するものも多いそうです。 菜花が満開となる5月下旬頃には、島全体が黄色い花で埋まり、その上をウミネコが特異な鳴き声を放ちながら群舞する光景は壮観です。 蕪島の頂に建つ蕪嶋神社は、2015年11月に火災で焼失しましたが、昨年、再建されました。 蕪島神社のすぐ近くには「八戸水産科学館マリエント」があります。 ここには八戸近海に棲息する魚類を展示する大水槽や海の生き物に触れることができるタッチ水槽があるほか、地球深部探査船「ちきゅう」に関する展示もしています。 マリエントは高台に建っているので眺めもよく、蕪島や漁港、工場群をはじめ、晴れた日には遠くに八甲田や下北半島の山脈を望むことができます。 |
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