[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

種差海岸─その2

○葦ヶ崎展望台と鮫角灯台

 ここ葦毛崎(あしげざき)は藩政時代、広大な馬の放牧地の一部で、葦毛の馬にちなんでその名がつけられたと言われています。
太平洋戦争のさ中には、時の海軍通信部隊基地の防空電波探知機が設けられていたそうです。
 展望台は岬に突き出た砦のようなユニークな形をしていて、種差海岸と太平洋をパノラマで見渡すことができます。
周りにはハマナシの群落が見られ、5月~6月の花期には赤や紫の花を咲かせるほか、花期を過ぎても真っ赤な実をつけて訪れる人々の目を楽しませてくれます。
ここは天然芝地に至る5.2kmの遊歩道の出発地点でもあります。
駐車場とトイレが完備されているほか、ソフトクリームなどが食べられるカフェもあって、行楽客が集まる人気スポットとなっています。
 道路を挟んだ向かい側に建っているのが鮫角(さめかど)灯台です。
日本の灯台50選にも選ばれている白亜の灯台で、高さは22.73m、昭和13年(1938)に初点灯されました。
灯台内部には79段の階段がついていて、それを登り切ると、種差の海岸線や太平洋を一望できます。
眼下にはJR八戸線が走り、列車が通過する様子は旅情をそそります。
目を西側に転じると牧場も広がるなど、海岸と陸のバラエティーに富んだ景色を楽しむことができます。
また、灯台内部には、かつてこの灯台で実際に使用されていたレンズとそれを回転させる装置なども展示されています。
 鮫角灯台の開放時期は、例年だと4月から10月までの土・日曜日、無料で開放されています。


葦毛崎展望台とハマナシの群落


葦毛崎展望台からの眺望


葦毛崎の向かい側に建つ鮫角灯台


鮫角灯台からの眺望。眼下にJR八戸線が走る


鮫角灯台内部に展示されているかつて使用されていたレンズと回転装置


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