[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

種差海岸─その5

○お花畑―①

 種差海岸の最大の特徴は、植生が豊かなことです。
自生する植物は実に650種以上というのですから、その数には驚かされます。
実際に季節を通して散策をしてみると、春から秋までなんらかの花が咲いていて、山野草ファンには魅力にあふれるフィールドです。
それでは、今回から3回にわたって、その植物の数々を紹介してまいります。
まず春です。
最初に花を咲かせるのは3月下旬のフクジュソウ、オオイヌノフグリ、それとミチノクフクジュソウがあります。
フクジュソウとミチノクフクジュソウとの見分けは難しく、ミチノクフクジュソウの場合は、1本の茎に複数の花がつき、花弁の外側の先端部が赤褐色になります。
花期はミチノクフクジュソウの方がフクジュソウより遅いようです。
4月に入ると、タチツボスミレ、ミツバツチグリ、キジムシロ、ヤマエンゴサクなどが見られます。
5月になると種数はもっと増えます。
カキドオシ、サクラソウ、キバナイカリソウ、シロバナエンレイソウ、スミレ、ホタルカズラ、ヒトリシズカ、アマドコロ、チゴユリ、ハマエンドウなどが順を追って咲き始めます。
この時期、筆者が初めてお目にかかった花としては、5月下旬のハナイカダとヒメイズイでした。
特にハナイカダは、前々から見たかった植物でした。
花が葉の中央につくので、その様を人が乗った筏(いかだ)に見立てて命名されました。
出合ったときは、花は葉とほとんど同じ緑色で目立ちませんが、葉の中央に咲くというのが珍しくて、まじまじとしばらく見つめていました。



フクジュソウ


オオイヌノフグリ


ミチノクフクジュソウ(花弁の外側の先端部が赤褐色)


タチツボスミレ


ミツバツチグリ


キジムシロ


カキドオシ


サクラソウ


キバナイカリソウ


シロバナエンレイソウ


スミレ


ホタルカズラ


ヒトリシズカ


アマドコロ


チゴユリ


ハマエンドウ


ヒメイズイ


ハナイカダ(葉のまん中に花が咲く)


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