[青森県内観光]
 
遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

階上灯台(階上町)と淋代海岸(三沢市)

○種差海岸訪問の際の寄り道スポット

 三陸復興国立公園・種差海岸を訪ねる際の寄り道スポットを2か所紹介します。
まずは階上(はしかみ)灯台です。場所は北緯40度27分、東経141度40分に位置する青森県の東南端。
青森県内で一番早く朝日が昇る場所として知られます。
灯台は、太平洋に面した芝生が広がる小高い丘に建っています。高さは11mで、壁面がタイル貼りの白亜の灯台です。
昭和34年(1959年)10月に初点灯されました。
すぐ近くにある種差海岸に比べると、磯浜ながらもその景観は穏やかです。
季節にはアズマギク、ハマナシ、ハマギクの花の群落が現れ、植物観察も楽しむことができます。

 三沢市の淋代(さびしろ)海岸は昭和6年(1931年)、世界で初めてミス・ビードル号によって成し遂げられた太平洋無着陸横断飛行の出発地となった場所です。
海岸の一画には今、当時の飛行機のレプリカが置かれ、「ミス・ビードル号記念広場」として整備されています。
レプリカのすぐそばには高さ約22.5mの太平洋展望台が建ち、そこから眺める大海原から砂浜に幾重にも打ち寄せる波の景観は雄大です。
数は限られていますが、海岸では植物も観察できます。
中でもハマナシの大規模な群落は見事。ほかにコウボウムギ、ハマエンドウ、ハマニガナ、ハマヒルガオ、ミヤコグサ、コウボウシバといった海浜植物が季節を追って現れます。


この連載「遊歩写真旅!あおもり岬めぐり」は、今回をもって終了させていただきます。
次回からは県内海岸線の秀逸な景観を紹介する「海道の佳景(かけい)」の新シリーズが始まりますので、ご期待ください。


階上灯台


「青森県最東南端の地」の石碑


アズマギクの群落(5月下旬)


ハマナシの群落(5月下旬)


ハマギクの群落(10月初旬)


砂浜が広がり太平洋の波が打ち寄せる淋代海岸


ミス・ビードル号のレプリカと展望台


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