[青森県内観光]

◆「あおもり写真スケッチ」   A-Getスタッフ

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■その1   真冬のモンスターに会いに行こう


 真冬の青森県の写真で連想するのは、モンスター(樹氷)の写真だと思います。
八甲田ロープウェイ山頂駅に降りると、標高1324mの田茂萢岳(たもやちだけ)付近から標高1584mの八甲田大岳にこのモンスターが現れます。
他に樹氷で有名なのは山形県の蔵王連峰(標高1841m)ですが、その蔵王より標高が低い八甲田で樹氷が見られるのは緯度が高く北(北緯40度超)に位置しているからです。
八甲田の樹氷は、青森トドマツに、日本海より吹きつける厳しく冷たい風と冷却水滴と雪により日々太って大きくなっていきます。

 しかし真冬(1月〜2月)の八甲田は天候が荒れる日が多く、写真のように天候が穏やかな日はこの時期に2〜3回あるかどうかです。
ロープウェイの山麓駅付近や酸ケ湯近辺で雪が穏やかでも山頂駅に行くと風が強く運休する事も多く、スキーやスノーボードをやられる方は、山頂駅に着いても風雪が強くなり地吹雪となる経験をしたことが事ある人もいる事でしょう。このような天候になるとモンスターを撮影することは難しくましてや氷点下10℃以下になるので通常のコンパクトデジカメでは電池の持ちが悪く数多く撮ることは難しいのです。
それでも青天の日に当たるとそれは見事な光景に包まれて、一日中いても飽きることが無い魅力に引き込まれてしまいます。
 写真Aは、山頂駅の壁にまるで駅全体が樹氷で覆われたようになるほどの厳しさが感じられます。
また、写真Cのように条件さえよければ氷点下20℃以下になると空気中の水蒸気が凍って出来る現象(サンピラー)を見ることもできるのです。
我々青森県民は、比較的安易に樹氷を見ることができるチャンスがたくさんありますので是非、一度は真冬の八甲田山へ出かけてみてご覧になってみてはいかがでしょうか。
これらの写真はここ数年、数回通って撮った写真です。挑戦する人は寒く無いように防寒装備をちゃんとして臨まないと15分と外に居られないのでご注意を!











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