[青森県内観光]

◆「あおもり写真スケッチ」   A-Getスタッフ

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■その12   
弘前公園の秋

 2006年よりデジタル一眼にて本格的に写真を撮り始めて以来、毎年弘前公園の秋は欠かさずに撮ってきました。弘前公園は、全国的に桜の花で有名ですが、その桜の葉が色づく頃に合わせるように「弘前城菊と紅葉まつり」が開催されます。まつり会場は、以前、四の丸にて行なわれていましたが、現在は『弘前城植物園』にて行なわれるようになりました。私が感じるところでは、公園内を散策する人の流れが春とは違い秋は入場料を払った植物園内で止まっている人が多いような気がします。実は、まつり会場以外に多くの古木銘木や樹木の見どころがあり、そこを訪れることなく帰られている来場者が多いのです。
 秋の弘前公園の見頃は、10月下旬から11月上旬に色づく外濠や園内の桜の紅葉が魅力的で、本格的にはまつりが終わる11月上旬より20日を過ぎた頃までドウダンツツジ、ケヤキ、もみじやカエデが色づき園内も賑やかとなり、最後に数本ある大イチョウが黄葉してフィナーレを迎えます。この大イチョウを見ずして弘前公園の秋は語れないので、どうしてもこの季節は弘前公園から離れられず楽しみにしているのです。その年によっては中旬頃に初雪が降って白と赤、黄のコラボレーションが見ることも出来る事もあります。
また、温かい地方へ飛び立つためにしっかりとエサを獲って力を貯える為に時には白鷺など警戒心が強い鳥でも人のいる近いところに来て観察できることもあります。
 弘前城植物園は、毎年24日には春まで閉園されますが、ちょうどそのあたりに木々の雪囲いや冬支度が始まり冬に備えることとなり、この頃には来年の春に芽吹く桜の芽がしっかりと出来て冬眠に入る準備もしているのです。
今年の山の紅葉は例年になく一週間以上早く進み、里の秋も早まることが予想されています。長い冬を迎える前に弘前公園をゆっくり散策して秋の彩りを楽しんでみませんか。




















 

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