[青森県内観光] | |
津軽の一代様めぐり6 |
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■丑・寅の一代様「求聞寺(ぐもんじ)」 (弘前市) 守り本尊「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」 |
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〇その1 丑・寅の一代様は三十三観音の三番寺
弘前市から車で向かうと、岩木山神社(いわきやまじんじゃ)のすぐ手前、県道3号、通称“百沢(ひゃくざわ)街道”を右手に折れると、目指す求聞寺(ぐもんじ)までは車で3分程度。 “蔵助沢(くらすけさわ)”が現れ、そこに架かる赤い橋を渡ると、目的地にたどり着く。 丑寅(うしとら)の一代様としてだけでなく、津軽三十三観音(つがるさんじゅうさんかんのん)信仰の三番寺としても有名だ。 津軽三十三観音とは、西国三十三ヵ所巡礼にならった信仰で、遠い西国まで行けない人のために、信者が土を持ち帰り始まったとされ、津軽地方では今でも多くの人たちが“観音めぐり”をしている。 ちなみに青森県の南部地方には「糠部(ぬかのぶ)三十三観音信仰が伝わっている。 求聞寺が三十三観音信仰の札所になったのは明治26年に寺堂が再建された時とされている。 それ以前は岩木山百沢寺(いわきさんひゃくたくじ)が三番札所であった。 百沢寺とは今の岩木山神社。 明治以前は神仏混淆(しんぶつこんこう)であったのだが、明治元年に発令された「神仏半然令(しんぶつはんぜんれい)」の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により廃寺となり、その後この求聞寺に札所は移された。 したがってここ求聞寺は、一代様の虚空蔵菩薩のご利益と観音様のご利益もあるありがたいお寺なのである。(つづく) |
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