[青森県内観光] | |
津軽の一代様めぐり8 |
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■丑・寅の一代様「求聞寺(ぐもんじ)」 (弘前市) 守り本尊「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」 |
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〇その3 本堂の前に牛・虎の青銅色像が一対
本堂へと向かう石段を登りきると、牛と虎の像が目に入ってくる。 本堂の前の台座に据えられている。青銅色でなかなかリアルで、姿も勇ましい。 なるほど、やはりここは、丑と寅年の一代様なのだと納得させられる。 両方の像には、よだれかけのような袋が、首からぶら下がっている。 一体これは何だろうと思案していると、ちょうど居合わせた年配の参拝客が、像に向かって手を合わせた後で、その胴体を撫で、小袋の中にお金を入れた。 そうか、賽銭(さいせん)入れだったのだ。 この参拝の方のおかげで、ここでの一代様のお参りの仕方がわかったしだい。 丑・寅の像は、どちらもまだ新しいようだ。聞くと、現在の住職が建立したという。 住職は明治時代からだと4代目にあたり、先代3代目の住職は、伯父にあたるそうだ。 現住職は寅年とも聞いた。 それと求聞寺が丑寅の一代様であるということは、単なる偶然だという。(つづく) |
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