[青森県内観光]

 

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津軽の一代様めぐり10

■卯年の一代様「最勝院(さいしょういん)」(弘前市) 守り本尊「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」

〇その1 卯年の本尊祀る寺社2つ、まずは「最勝院」から

 卯年の守本尊(まもりほんぞん)は「文殊菩薩」であるが、この本尊を祀ってある場所は2つ存在する。
津軽の一代様信仰では、これは卯年のみに見られる特徴だ。 
ひとつは「最勝院の文殊様」と呼ばれる金剛山最勝院(こんごうざんさいしょういん)。
もうひとつは「茂森の天満宮(しげもりのてんまんぐう)」と呼ばれる天満宮の2カ所。
まずは「最勝院の文殊様」から紹介させていただく。

最勝院境内に足を踏み入れ、最初に目に留まるのはやはり“五重塔(ごじゅうのとう)”の美しい姿である。
近隣の人々に「大円寺の五重塔」と呼ばれ親しまれているこの塔は、元は真言宗大円寺所属のものだったが、明治5年の神仏仕分けの際、大円寺が大鰐町蔵館へ移ったことから、最勝院が譲り受けたとされている。
建立は1667年。津軽統一の際に、戦死した全ての人々を敵味方の分け隔てなく供養するために、3代藩主信義、続く4代藩主信政の時代にかけて建造された。
一番下の初重(しょじゅう)の蟇股(かえるまた)と呼ばれる所には、12支の文字が、方角に合わせて描かれている。
総高は31.2m、重要文化財指定の塔では本州最北端に位置する。
江戸時代の建築様式で形づくられたバランスの優れた美しい塔で、特に境内にある六角堂あたりから眺めるプロポーションは素晴らしい。
(つづく)









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