[青森県内観光]

 

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津軽の一代様めぐり13

■卯年の一代様「茂森の天満宮」(弘前市)「兼平の天満宮」 守り本尊「文殊菩薩(もんじゅぼさつ)」

〇その1 津軽富士・岩木山を背景に樹齢500年の枝垂れ桜が咲き誇る

弘前市茂森町は、弘前城から南西の方向にあり、裏鬼門(うらきもん)にあたる。
「天満宮」は、寺がずらりと並ぶ禅林街(ぜんりんがい)の入口近くにある。
ここは西茂森の常源時坂(じょうげんじざか)の上に位置し、津軽富士・岩木山を真正面に望むことができる。
 ここは桜の見どころとして、地元に親しまれている。時に桜樹齢500年以上とも言われる県の天然記念物指定の枝垂れ桜は有名で、桜満開の季節、岩木山を背景にした桜花の景観はなかなかに見応えがある。
 「天満宮」は、もとは大行院(だいぎょういん)という寺で、現在の弘前高校の辺りにあったという。
開祖は大行院永尊和尚(だいぎょういんえいそんおしょう)とされ、菅原道真公(すがわらみちざねこう)の末裔にあたる人物だとか。
津軽の山伏(やまぶし)を支配する修験(しゅげん)の司頭(しとう)だった。
慶長17年に越後(現新潟県)から来たという説と京都から来たという説があるが、出自ははっきしていない。
明治5年、大行院が廃止となり、急きょ岩木町の愛宕山橋雲寺(あたごやまきょううんじ)から菅原天神を移して天満宮としたとされている。







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