[青森県内観光]

 

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津軽の一代様めぐり18

■辰・巳の一代様「橋雲寺」(弘前市) 守り本尊「普賢菩薩(ふげんぼさつ)」

○普賢菩薩は「女人往生」をかなえる

 橋雲寺の秘仏として知られる「厨子入木造愛宕権現騎馬像」は、馬に乗った愛宕権現が、不動明王や毘沙門天、山岳信仰と縁のある「天狗」の軍団などに囲まれて岩窟状の厨子に納められている。
桃山時代特有の色彩豊かな彩色が施されており、直接拝める機会は少ないのだが、チャンスがあればぜひ拝見したいものである。
また、津軽為信が自ら造ったとされる宝塔地蔵菩薩立像は3.5pの小さなお守りで、厨子に納められ、さらに布がかかっており、出陣時には為信が持ち歩いたものと想像される。
為信にゆかりのある寺社は、津軽一円に及んでいるが、中でも橋雲寺には、桃山時代の文化が色濃く残った、保存状態のよい貴重な宝物が残されているとされる。
最後に、守り本尊の普賢菩薩は「女人往生」をもかなえてくれる菩薩らしい。
辰・巳年の女性の方には、ぜひお参りすることをおすすめしたい。
(「橋雲寺」の項おわり)






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