[青森県内観光]

 

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津軽の一代様めぐり26

■酉年の一代様「国上寺(こくじょうじ)」(平川市碇ヶ関) 守り本尊「不動明王(ふどうみょうおう)」

〇その2 護摩堂に描かれた迫力ある龍の天井画

国上寺の境内で最初に目を引いた建物が、1893年(明治26年)の大火(本堂・仏堂を焼失)も免れた「護摩堂(ごまどう)」。
「護摩」とは、炉に薪をくべて、さまざまな供物を投げ入れると、火の神様が煙とともに供物を天上に運び、天の恩寵(おんちょう)にあずかることができるという真言密教の祈祷(きとう)方法だ。
その護摩堂の天井には眼光鋭い墨絵の龍が描かれている。
護摩焚きや経年で黒ずんだ天井に描かれた雲流に紛れて、所々龍の姿が浮き上がったり、沈んだりして見えるのが何ともリアルだ。
この江戸時代のものとされる「舊護摩堂八大龍天井画」(きゅうごまどうはちだいりゅうてんじょうが)は平川市指定有形文化財となっている
国上寺は酉(とり)年の一代様で、その守本尊(まもりほんぞん)は「古懸の御不動様」と言われている。
不動明王は、右手に持った智剣(ちけん)で悪業を断ち切り、左手の縄・羂索(けんざく)で悪い心を縛って善心を起こし、後ろに背負った火炎(かえん)で毒になるものを焼きつくという慈悲深い明王だ。
寺によれば、一代様信仰はここ数年下火となったが、かつては、1日にバスが何台も連なるほどの盛況で、北海道や近隣の県からも参拝客が訪れたという。








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