[青森県内観光]

 

前へ
      次へ

津軽の一代様めぐり27

■酉年の一代様「国上寺(こくじょうじ)」(平川市碇ヶ関) 守り本尊「不動明王(ふどうみょうおう)」

〇その3 護摩堂に描かれた迫力ある龍の天井画

旧本堂には、黒々とした不動明王が3体祀られている(御開帳は大祭のみ)。
材質は金属、木、土で作られており、特に真ん中の木造の不動明は2〜3mもある大きな像で、真っ黒で迫力があり、あぐらをかいている。
これが有名な「ねまり(津軽弁で座っている意)不動」。こんな言い伝えがある。   
その昔、津軽三代藩主信義が、江戸城の大名を前に「津軽の不動尊は座っている」と大見得(おおみえ)を切ってしまった。
それを受けた国元の家老達が古懸の不動尊になんとか座ってくれと懇願したところ、不動は「それだば座りシジャ」とベッタリ腰を据えたと言われている。
また、この不動明は「汗かき不動」の異名も持つ。
御不動様に汗が出ること(仏像が外気の変化で湿気を帯びる現象)があれば、藩から護摩(ごま)をたいて祈祷(きとう)するよう命じられたという。
そのご加護があってか、実際に大きな異変があったという記録はないそうだ。
こうして不動明は、災難よけと吉凶を占う明王として尊ばれている。
国上寺入口のすぐ隣に石の鳥居がある。
「八幡宮」と書かれており、敷地はお寺の境内だ。
この神社はもともと寺と一緒に祀ってあったが、明治の神仏分離で別々になり、現在の管理は村の氏子達が行っているという。
かつての神仏習合という大らかな信仰習俗の名残がここにもあった。
(国上寺の項おわり)








前へ      次へ
津軽の一代様めぐりTOP

トップページへ