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葉月 祐 1



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[ 詩 ] 2016/11/30



『 星 屑 』


小瓶の中に星屑を
たくさん詰めました

夜の欠片を片手に
月に架かる光の橋を渡って
地上の輝きを見つめています

突然小瓶が震え出すと
星屑は弾け
夜空を照らし
輝きを失いましたが

小瓶の中には一粒の
金平糖が残されました

小さな瓶の奥底を転がる度に
七色の星の欠片は
絶えず美しい音を放つのです


                                          

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