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その 4
ひろし
(弘前市)
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[短歌]
海鳴りの
音を背にしつ
みどりなす
山の小道を
一人歩み行く
みちのくの
津軽の里の
岩木山
紅葉ほのかに
朝日に匂う
みちのくの
舮作(へなし)の海よ
岩肌を
一人歩めば
波のとどろく
この想い
歌のことばに
しめさんと
思う心の
乱るるばかり
雪白き
岩木の山の
すそかげに
しずむ夕日の
明かき目に沁む
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