[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽半島─その12

〇三厩A……半島突端へ国道ルートで

 今別町から半島突端の龍飛崎に至る道路は2本。
前号ではそのうちの県道281号、通称「あじさいロード」を紹介したので、今回は一般的に使われる国道ルートです。
青森市を起点とする国道280号は、津軽半島の海岸線沿いを走り、外ヶ浜町でいったん途絶えて津軽海峡の海上区間から北海道に渡っているそうです。
その途絶えた先の青森県側は国道339号に引き継がれることになります。
いずれにしてもこのルートは津軽海峡を望みながら走る風光明媚な海岸道路です。
今別町のはずれで立ち寄っていただきたい場所があります。
そこは浜名地区にある「青函トンネル入口広場」。
同トンネルは、本州と北海道の津軽海峡海底下を結ぶ全長53.85kmの世界有数の長大トンネルです。
トンネルの本州側入り口に当たる広場では、新幹線が猛スピードでトンネルに出入りする様子を間近に見られます。
展望デッキも設置されているので撮影にもバッチリです。
そばには「トンネル神社」なる社もあり、祈願の効力として交通安全、結婚・子宝・安産、事業繁栄などのご利益があると立札に記されていて、トンネル神社だけに「願いの一心岩をも通す」と結ばれています。
 龍飛崎までの道のりは、比較的穏やかで、天候に恵まれれば、龍飛崎に近づくにつれ、北海道の山並みが迫ってくるのがこのルートならではの醍醐味です。
途中、義経寺(ぎけいじ)や厩石(まやいし)など定番の名所がありますが、筆者とっておきのオススメは、三厩藤嶋地区にある藤嶋神社のフジの花です。
「藤嶋の藤」と呼ばれ樹齢は250年以上とされています。
幹回りが1.5mもあり、その蔓は周囲の樹木に絡みつき、5月下旬〜6月初旬の花の盛りは見事の一語です。
境内の森を花が覆い尽くす様は圧巻で、滝のように咲き誇ります。



青函トンネル入口広場


トンネル神社


義経寺からの眺望


厩石


藤島神社のフジの花


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