[青森県内観光] | |
遊歩写真旅!あおもり岬めぐり | |
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■津軽西海岸─その19
〇深浦町の歴史と文化も興味深い 深浦町は、上方と蝦夷(えぞ)地を結ぶ要港として明治時代中期まで北前船交易で賑わった港町。 その史料を展示しているのが「風待ち舘(かぜまちかん)」です。 江戸時代後期に活躍した700石積みの北前船の3分の1の復元模型が展示されているほか、海路図、船絵馬、航海の道具、北前船が運んできた豪華な仏壇なども展示されています。 館外には北前船の艫(とも)部のモニュメントがあり、記念撮影ができるようになっています。 文化的な施設としては「太宰の宿ふかうら文学館」があります。 この文学館は、作家の太宰治(1909─1948)が宿泊した旧秋田屋旅館を改築した施設で、太宰と明治・大正期の文人・大町桂月(1869─1925)、俳人・成田千空(1921─2007)の3人の作家をメインにしたミュージアム。 それぞれの部屋を設けて書簡などさまざまな資料が展示されています。 ほかには深浦町にゆかりの文人を紹介するコーナーもあります。 歴史的に興味深いのは「円覚寺(えんがくじ)」です。 平安時代の868年の開基とされる真言宗の古刹(こさつ)です。 伽藍(がらん)は観音堂、薬師堂、金毘羅(こんぴら)堂からなり、円覚寺はこれらの総称で、藩政時代には津軽家の祈祷所であったとされています。 航海の安全祈願などで奉納された珍しい船絵馬や髷額(まげがく)が今も残されており、国の重要文化財に指定されています。境内に聳える樹高30mに及ぶ推定樹齢1200年の「竜灯(りゅうとう)の杉」と呼ばれる老杉は、めったにお目にかかれない大樹です。 「風待ち舘」「太宰の宿ふかうら文学館」「円覚寺」はともに深浦町の中心街に位置していて、まとめて見学することをおすすめします。 |
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「風待ち舘」外観 「風待ち舘」館内に展示されてある北前船の3分の1の復元模型 「太宰の宿ふかうら文学館」外観 「太宰の宿ふかうら文学館」では太宰治・大町桂月・成田千空をメインに展示 「円覚寺」の入り口 「円覚寺」境内にそびえる「竜灯の杉」と呼ばれる大樹 前へ 次へ 遊歩写真旅!あおもり岬めぐりTOP |