[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

津軽西海岸─その28

〇世界自然遺産「白神山地」(下)

 津軽西海岸めぐりも最終回となりました。
最後は白神岳山頂への登山ルートをご紹介します。
まずは、白神岳登山口の位置ですが、JR五能線「白神岳登山口駅」の向かい、国道101号沿いにある「白神岳登山口」と書かれた立て看板の所から車で上ることができ、約3km行くと駐車場がある登山口広場に到着します(登山マップ参照)。
白神岳山頂(1235m)へは3つの登山コースがあり、この登山口広場からアタックするのが「マテ山コース」で、ビギナーには最もおすすめのコースです。
登山口広場から頂上までは約6.5km、4~5時間の行程です。
ほかに「二股コース」と「十二湖コース」がありますが、どちらも中級~上級者向けの難しい登山道で、初心者にはおすすめできません(「二股コース」は、崩落ため現在は通行止め)。
いずれにしても装備は万全にして、時間には余裕を持って登ることが肝心です。
さて、3月9日付東奥日報朝刊に朗報が載っていましたので、お伝えしておきます。
それは、2015年2月の土砂崩れで通行止めとなっていた鰺ヶ沢町の町道赤石渓流線が8月、4年半ぶりに全線開通する見通しとなったとのことです。
さらにこの道路から日本の滝百選の一つ「くろくまの滝」に通じる遊歩道も崩落個所が補修されるとのことです。
赤石渓流線は、深浦町岩崎と西目屋村を結ぶ「白神ライン」(県道岩崎西目屋弘前線/全長60.5 km)に通じ、白神山地への重要なアクセス路線であることから、土砂崩れ後の回復が待たれていました。
ただし、この「白神ライン」は、岩崎地区入り口から約12 kmは舗装されていますが、全体の3分の2は未舗装の山岳道路です。途中、車一台が通るのがやっとの幅員箇所や路肩が弱い所もあるほか、倒木や土砂崩れなどにも注意が必要なので、通行する際は、事前の情報収集が大切です。
次回からは下北半島をめぐる旅です。どうぞご期待ください。


国道101号の白神岳登山口


登山口広場から続く登山道


白神山地マップ(©泰斗舎)


岩崎地区の「白神ライン」入り口にある石標


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