[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

下北半島─その14

○温泉以外にも見どころたくさん

 下風呂温泉郷の温泉街をぶらぶら歩いて探索してみましょう。
昭和のレトロなムードが漂う街なかの様子は、今となっては青森県内でもなかなか味わうことができない懐かしい佇まいで、下風呂温泉郷ならではの特長です。
温泉街は海岸から山側へと形成されていることから、南北の道路は狭い坂道となっていて、坂にはそれぞれ名前がついています。
また、名所旧跡までの標識が街中のあちこちに立っていて、道に迷う心配もなく、散策する人への配慮が行き届いています。
 最初に訪ねていただきたいのは、やっぱり「鉄道アーチ橋メモリアルロード」でしょうか。
太平洋戦争中に建設されていた「大間鉄道」の陸橋工事が戦況悪化のため中断。その鉄路のアーチ橋を復元し整備したのが、このメモリアルロードです。
全長266mの遊歩道になっていて、駅舎に見立てた東屋もあり、そこはさながらプラットホームのようです。
 うれしいのはこの建屋内に足湯があることです。
高台になっているので眺めもよく、温泉街とその向こうに津軽海峡を一望できます。
イカ漁の時期の夜、いさり火を眺めるのもいいでしょう。
 温泉郷の中には歴史スポットもあります。
「浄土寺」と「自由寺」のお寺が2か所と「若宮神社」があります。
「浄土寺」は田名部海辺三十三観音札所巡りの12番札所。
「自由寺」は海上守護観音が祀られ、下風呂の漁民の信仰を集めます。
「若宮神社」は標高約45mに位置し、階段を登るにつれて開けていく眺望が見応えがあります。
 国道279号線を挟んで温泉郷の向かいに位置する下風呂漁港の一画には、「活イカ備蓄センター」があります。
新鮮なイカを提供する施設で、300パイのイカを備蓄できる大きな水槽が備わっています。
建物には名物の「元祖烏賊様(いかさま)レース」の“レース場”が併設されていて、7月から10月までレースが行われ、観光客でにぎわいます。
開催日、料金等の詳細は同センター(電話0175-36-2112)におたずねください。


狭い坂道だが、それぞれに名前がついている


あちこちに道案内の標識があり散策する人への配慮が行き届いている


鉄道アーチ橋メモリアルロード


“駅舎”に設けられた足湯


浄土寺


自由寺


若宮神社


若宮神社からの眺望


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