[青森県内観光]
 
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遊歩写真旅!あおもり岬めぐり

下北半島─その16

○本州最北端・大間崎

 「こゝは本州最北端の地」と、大間町の大間崎に建つ石碑に刻まれているように、ここは北緯41度33分、東経140度54分の本州最北端です。晴れた日は津軽海峡を挟んで、北海道の山並みが水平線に浮かぶように見えます。海の水も透明で、思わず手ですくって飲みたくなるように透き通っています。 大間崎から最も近い対岸の汐首岬(しおくびみさき)までは、わずか17.5kmの距離。函館までは約35kmで、大間─函館間には津軽海峡フェリーの大函丸が就航していて、90分間の船旅を楽しめます。  大間崎の沖合約50mに浮かぶのは弁天島です。この島に建つ大間埼灯台は、潮流が速い津軽海峡での海難防止のために大正10年(1921)に建設されました。高さは25m、壁面の白と黒のツートンカラーが特徴的です。光達距離は17海里、キロメートルにすると約31.5kmに達します。ちなみに「大間埼灯台」の「埼」という字は、海上保安庁によると、海図では海洋に突出した陸地の突端部の名称としての“Saki”は、おおむね土へんの「埼」を用いているそうです。  大間町で忘れてならないのは、やはり「大間まぐろ」(ブランド名)です。毎年、大間産マグロの初セリは、正月の大きな話題となりますが、今年1月5日の豊洲市場の初セリでは、278㎏の大物が3億3360万円の史上最高値で落札され、話題をさらいました。  大間崎にはマグロのモニュメントがあり、平成6年に水揚げされた超大物の440㎏の実物大を石の彫刻で表わしています。町内には、この生マグロを食べられる食事処が何件もあって1年を通して食べられますが、旬は9月下旬から12月下旬とされています。少々値段はお高めですが、筆者的には、店を吟味して一度は食してみることをおすすめします。「大間まぐろ」はほかとは一味も二味も違って、ウマイ!の一言に尽きます。


大間崎の突端に建つ石碑


白と黒のツートンカラーが目立つ大間埼灯台


港に水揚げされた本マグロ、これは数十キロクラス。平均は100㎏前後


切り身の色も美しい生マグロをのせた丼


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