[青森県内観光]

◆「あおもり写真スケッチ」   A-Getスタッフ

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■その11   
ふるさとの象徴「弘前城」

 私の幼少写真の中で父が撮ってくれた一枚の大好きな写真があります。
それは、下条橋でオシャレな服を着て弘前城をバックに写すお決まりの構図でのモノクロ写真です。
我が家では、4月末に必ず一家でバスに乗って観桜会へ行きます。
その中でもバナナを食べれておもちゃを買ってもらえるのが毎年の楽しみでした。
そして写真好きの父が毎年、弘前城の前でよく撮ってくれたものです。
そんな思い出のある弘前城を今では自分がよく撮っていますが、この度の『石垣修理事業』はちょっと寂しい気持ちがします。
ここ10年は、今の姿が見られなくなるという事で、今年の桜まつりには230万人余の観光客が来園し、盛況だったという事でした。
しかし、マスコミの報道の仕方が悪いのか、あと10年は弘前城がどこかに行ってしまうのではないかと勘違いしている人がたくさんいるのではないでしょうか。
正しく言うとお城は、来年の桜まつりが終わるまでは現在の場所にあるのです。
その間、本丸の発掘調査があり、今年の秋からは濠の埋め立て工事が進められます。
よって来年の桜まつりは、濠に土が入り水無しの状態で開催されるのです。その後、夏から秋に向け、本丸の内側へ建物を解体せず(曳屋工事)に約70m移動させるという事です。
今回は、これまで撮った四季折々の弘前城の写真を紹介します。
雪を冠ったお城から桜が咲く華やかなお城、緑に囲まれたお城、濠に咲く睡蓮の花、はたまたプロジェクターで彩られたお城、秋の色彩のお城などどれをとってもわが故郷の象徴、「弘前城」なのです。
これから約10年間は元の景観を撮影することはできませんが、より一層きれいに整備されることを祈願しましてこれからも弘前公園へ足繁く通ってその様子を見守って行きたいと思います。



















弘前市HPより抜粋



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